2009-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

昨日は水曜日、「水」のつく日に、今年の泳ぎ納めをして、そして今朝、郵便局、銀行と今年最後の荷物の出荷手配と支払いを済ませると、気持ちがホッとゆるんだ。今日は日本で働いている友人が台湾に戻って来ているので、夕方、相棒も交えいっしょに食事をす…

年の瀬を迎えて・・・

皆様のおかげで、今年もなんとか年を越すことができそうです。まだ二足目のわらじを脱ぐことは当分できそうになく、それを脱ぐことができない限りは「プロ」とは言えないのだ、ということを肝に銘じて、新たな一年を大切に刻んで行きたい、と思います。 「邪…

Twitterなるものを・・・

始めることにしました。ブログでは日々雑感や台北の折々の様子などもご紹介しておりますが、Twitterは多分、商品情報中心になる見込み。いろいろやってみることにします。 URLはこちら:http://twitter.com/kochoshobo かつてはメールニュースを構想していた…

台湾の本屋の平台を見て・・・

今朝の淡水(タンシュイ)の最低気温は7度でした。一桁になるのはこの冬初めてではないかな。今日は何か机に向かっていてもダメな気がしてズンズン外を歩く。バスで包装資材を買いに行き、帰りは歩く。防水クラフト紙は文房具屋さんに。ここも行きはバスで、…

朝市に

朝、7時に出て、近くの市場へ向かう。早過ぎたのかまだ品物を並べ切れていないところもある。空はどんより曇り、冷え冷えとして、あたりはまだ暗い。太平洋側で育った僕には毎日がこういう天気であると結構こたえる。明日の晩飯の野菜だけを先に買い、肉は明…

久しぶりに寝坊を決めて・・・

10時まで床に。今日はのんびり過ごすことにした。肩の力を抜いてみる。最近、ささいな動作にも力が入ってしまっているのを感じる。昼少し前に外出。雲が低く垂れ込み、小雨。すっかり冷え込んで息を吐くと白い。それがうれしくて、ふっ、ふっと何度も吐いて…

台北火車站

昨日はグレゴリ青山さんの「田舎暮らしはじめました〜うちの家賃は5千円〜」が入りました、の知らせを受け、ショッピングセンターの中の紀伊國屋書店に取りに行く。自分が良いと思うこと、そうじゃないのではないかと思うことを、この人はユーモアたっぷり…

フウの木の紅葉

がいつのまにか始まっていました。温帯の国々の紅葉ほど鮮やかではありませんが、真っ青な空に映える色づいた葉はなにやら懐かしい。なんだか日本にいるようなそんな暗示を自分にかけて歩いていると、やはり台北は京都に似ています。この角を曲がると、ほら…

初雪

おととい12月7日(月)は24節気の「大雪」、そして初雪のたより。昨日の新聞を今頃開いて気づく。 台湾には3000m以上の山が260座あまり、最高峰は富士山よりも高い玉山、3952m。ちなみに第二高峰もまだ富士山よりも高くて、雪山、3886m。 昨日の新聞が報じて…

ロバート・フランク

という写真家の名前をほんの2年半前まで僕は知らなかった。今ではさも前から知っていたような顔をして人前でその名前を口に出しているけれど、こと写真に関しては「オマエ、もぐりか?」と言われてもしかたないほど何も知らなかった、と思う。 そのロバート…

少しずつ今年を振り返るような気持ちになって・・・

ゴミを出した後、路地からTaipai101を見上げる。今年も大晦日、新年カウントダウンの花火が打ち上げられる。昔はこういう行事にそっぽを向いていたけれど、今年も人ごみにまぎれて、空を見上げようと思う。 Taipei101はとっくに世界一の高さの建築物ではなく…

朝、市場へ。

今日は2軒の八百屋さんで野菜を買うと、2軒とも葱をすこしずつおまけにくれた。夏の台風による水害で一時葱も随分高くなっていたのだが、ようやく被災した農地も落ち着いて来たのかも知れない。 なじみの八百屋さん、多分、お母さんと息子さん。ニコニコし…

旅心地で知らない道を

漢聲巷からの帰り、いつもと違った道を歩く。台湾鉄道局の敷地(この中に確か日本植民地時代に建てられた社員用の大きな浴室の跡が残っているはず。天井の高いゆったりとした浴室。)、それにつづく公売局(日本のかつての専売公社に相当)のタバコ工場跡の…

漢聲巷へ・・・

今日は久しぶりに漢聲巷(漢聲雑誌の店舗)に立ち寄る。ウーロン茶に乾燥させたギンモクセイの花(中国語では「桂花」)で香りをつけたものをいただきながら、お店のZさんと話しをする。Zさんの小学生の娘さんが、今日は学校が午前中で終わったそうで、お店…

ミュンヘンの古本屋さんから・・・

以前に胡蝶書坊で「ベルゲ博士の蝶と蛾の図鑑」(F. Berge's Schmetterlingsbuch)という19世紀の図鑑をご紹介していたことがありました。(おかげさまで売り切れ)この著者であるフリードリヒ・ベルゲ(Karl Friedrich Berge, 1811-1883)という人の著書、この…

今日は泳ぎました。

今朝、郵便局の帰りにMOSバーガー(台湾にもあるのだ。「摩斯漢堡」と書きます。)に寄ると、トレイを片付けずにそのまま立ち去ろうとする女学生に、店のおばちゃんが、「お嬢ちゃん、今回は私が片付けとくけど、今度からはちゃんとカウンターに戻してね、こ…

どんぐりを探しに

去年の11月、京都の円山公園を歩いていた時に相棒が「何これ?」とめずらしがって、子供のように拾い集めていたのはドングリ。それほど台北という亜熱帯の町の平地の生活ではドングリは見かけない。台北県を含む台北エリアでドングリがいっぱい実をつけてい…

台南、ほんのちょっと続き・・・

上の写真は台南赤崁樓の中からとったものです。「瓶」(ping)は「平」(ping)につながる、と大陸からの観光客を連れたガイドさんが解説していました。「平」は「平安」であり、「平和」でもあるのでしょう。 漢聲雑誌の前身ECHOの表紙にも同じく赤崁樓を撮影し…

台北のきらいなところ

妙に口笛のうまい工事のおっちゃんの電動のこぎりがのんびり聞こえる昼下がり。そういえば、「工事のおっちゃん」、中国語では「工人」という便利な言葉があるけれど、日本語って、どう言うんだっけ、と考えるけど、短い言葉が思いつかない。 台北は好きで住…

風邪気味の夜・・・

枕元で先日デンマークから入った小さな図鑑を開いて過ごす。文字を追うには少ししんどい夜。きのこの図鑑を開くと、きのこの生えている地面の様子がこまごまと描かれていてそれが楽しい。苔の上にオークの落葉が落ちている、カタツムリの殻がころがっている…

台南、写真を少し・・・

少しばかり台南の写真を。 赤崁樓 赤崁樓の屋根。日本の鬼瓦に当たる部分に鯉。鯉の口から吐き出されている(?)水の曲線が美しい。 南部の肉圓(バーワン)は蒸したもので食べやすい。台北の油にどっぷりつかったバーワンが苦手な僕でもペロリといけました…

熱帯の古都から亜熱帯の首都に戻りました。

台南から本日戻る。旅に出る度に、少しづつ、多分、本来ならばもっと若い頃に覚えておくべきであった、他人とつきあう上でのある種の技術を修得して行くように思う。それをしんぼう強く待っていてくれている相棒に感謝する。台南を歩くのは10年ぶりぐらい。…

ニューヨークから

今日は弟が推薦してくれた写真家、Duane Michalsの1982年、パリで展覧会を行った時の図録が入って来ました。序文はなんとミシェル・フーコー。でも、フランス語なので読めない・・・自らゲイであることをオープンにして活動を行って来た人たちならではの、シ…

寒い日はプール日和

今日はぐっと冷え込んで、朝の台北の気温は16度。河口の町、淡水(タンシュイ)では13.8度とこの冬一番の寒さになりました。日本に比べたら、寒さのうちに入らない気温なのですが、つい先日まで朝でも25度ほどはあったので、結構応えます。 こういう日はプー…

小腹が減ると・・・

近所を歩いていて、今更のように気づく。台北って、歩きながらものを食べている人が多い...特に朝、「歩きながら朝食を食べる」という離れ技をしばしば見かける。 「歩きタバコ」ならぬ「歩きリンゴ」、「歩き焼餅」、「歩き豆漿」に「歩き小籠包」・・・あ…

いいじゃないか、と思えた夕方

自分のやっていることは邪道なのではないか、と思う時があります。 正統的な古本屋さんというのは、古書組合に所属して、入札に積極的に参加して、あるいは買い取りをどしどしやっていて・・・(古書組合について言うと、台湾にはそういう組織はなく、古書店…

雨、やや肌寒し

ホンマタカシの「たのしい写真」(平凡社)を読み返す。二度目でもいろいろな発見があります。この人がとても自覚的であること、自分の立ち位置(たとえば、自分は今、写真史上のどのあたりにいるか、など)を意識していること、写真の「いかがわしさ」をむ…

プール日和

今日は先月の経理処理。苦手である。グレゴリ青山女史の「ブンブン堂のグレちゃん」の店長さんの原稿締め切りの日と同じようになってしまう。そして、ヨシっと精神統一をして、やおらエクセルを開け出すと、あとはもうのめり込むしかないのですが・・・あの…

今度は何をつくろうか・・・

料理に凝って、本棚が料理書だらけになってしまっていた時期があった。 家庭の健康を預かる主婦のように日々の料理を工夫してつくらなければならない立場にないので、「凝った」などという呑気なことが言えるのだけど、でも、料理をし、それを人に食べてもら…

嬉しい冷え込み

今日あたりはきっと日本は寒かったろうなあ、と日本のあのからだの芯から冷え込む寒さが少し羨ましくなる。 台北も冷えた、とはいっても、ネルのシャツを着てちょうど良いぐらい。 すぐにからだは暖まってしまう。さすがにビーチサンダルで外をうろちょろで…