台北火車站

昨日はグレゴリ青山さんの「田舎暮らしはじめました〜うちの家賃は5千円〜」が入りました、の知らせを受け、ショッピングセンターの中の紀伊國屋書店に取りに行く。自分が良いと思うこと、そうじゃないのではないかと思うことを、この人はユーモアたっぷりに、決して上からの目線ではなく、でも、きっちりと曖昧にせずに伝えていて(これは覚悟のいること)、やはり素敵な人だ、と思う。

 今日は人と会う用事があり、久しぶりに台北火車站(台北駅)に行く。火車(鉄道)というのは、日常の中で最も利用することのない交通機関だ。この駅舎、天井がガラス張りの吹き抜けで、これほど大きな容積の空間は台北のどこにあるだろう?約束の時間まで少々時間があったので、じっとたたずんでいると、列車の発車を告げるアナウンスが吹き抜けの構造だからこそ響きわたり、その独特のイントネーションの効果も手伝って「旅」の気分に高揚した。じっくりこの駅舎を眺めて、はじめて「あ、この建物、いいな」と感じた。