2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

少しずつ・・・

日曜日、台湾のお客様から初めての頼まれもの。 入手したい画集とのことで、調べるとすでに絶版。 「日本の古書店」を検索すると、なんと函館の古書店さんに二冊あるではないか! ちょうど11月下旬に函館に行くので、早速、その古書店さんにメールを打ったと…

烘爐地

きのうのことが嬉しくて、相棒に電話をし、翻訳を手伝ってくれている友達や、大阪のミルブックスの福井さんにまでメールをしてしまう。 福井さんの「どんなにきつかった時にも、通販のみにしなかった」(福井さんのミルブックスは事務所をお客さんに開放した…

嬉しいハプニング

サイトに表示している住所(自宅)を店舗と間違って、足を運んで下さった若い三人のお客様。 今日はどうもありがとうございました。 突然のご来訪に驚きましたが、非常に嬉しかったです。 しかも「牧野富太郎」の画譜を探しに来てくれたとは!近い将来きっと…

しゃきっとした朝

昨日は少し気分が下を向いていたのだけど、今朝はしっかり持ち直す。 落ち込んでいるどころではなく、とにかく商品を充実させていかなければ「本屋」と胸を張って言える状態ではないことにハッとし、むしろ元気が湧いて来た。午前中は友人に頼んでいた翻訳文…

トマス・ビュイックに関する追記2

岩波文庫(2006年リクエスト復刊)ギルバート・ホワイト(文庫の表記はギルバト・ホワイト)著、寿岳文章訳、「セルボーンの博物誌」に用いられている挿し絵はやはりトマス・ビュイックのものでした。 本日、本が入荷したので、現物にて確認済み。

谷間の温泉郷へ

金曜日は烏來(Wu-Lai)という山あいの温泉に一泊して、土曜の朝に帰宅。 烏來には良く出かけるのだが、以前から、朝の谷間の空気に触れてみたいと思っていたところを、相棒と秋の夜の山道をバイクで向かうことにした。風を切る音にクツワムシの類だろうか、虫…

紫藤盧にて

今日は入荷した本をじっくり眺めて、色々と下調べ、解説の下書き。 入荷した時は、「うーん、しまったなあ」と思っていた本も調べたりしているうちに段々と愛着がわき、好きな一冊になっていく。できの悪い息子の未来を祈る親の気持ちか・・・・いや、決して…

熊田千佳慕についての追記

小学館から1998年に出版された熊田千佳慕の「ファーブル昆虫記の虫たち」(第一巻から第四巻)。 なんと10年を経て、今年の9月、第五巻が刊行されていた。 小学館のサイトで表紙を見て、アッと思う。 何年か前にNHKのドキュメンタリーで熊田さんが描いていた…

台北のバス

台北の町を人並みに(台北人並に)にバスで移動できるようになったのは、割と最近のことだ。昔はどのバスに乗って良いのかわからずに、路線が単純でわかりやすいMRTの「最寄りの」駅で降り、そこから汗だくになって目的地まで歩く、あるいはひどい時にはタク…

熊田千佳慕のこと

熊田千佳慕(Kumada, Chikabo. 1911- )の絵に初めて出会ったのは、多分、幼稚園のころだと思う。昭和30年代後半。「キンダーブック」の挿絵?、いや、ひょっとしたら小学校にあがってから「科学」あたりでなじんだのか? もちろんその頃、この絵を描いている…

莽葛拾遺

DVDで久しぶりに「アデルの恋の物語」を見て、注目する場面といえば、アデルが手紙(日記?)を書くために本屋で頻繁に買い求める紙は一体何と言う紙なのだろう?とか、その本屋の主人が彼女へのプレゼントに(こともあろうに)「レ・ミゼラブル」を包む、そ…

写真の効能

少し気持ちがザラついている時には、アルバムを取り出して、生まれて初めて雪を見て、雪に触ってはしゃいでいる台湾の友人が写っている写真をながめてみる。 ふっと気持ちがリセットできる。

覗く、ということ

遅きに失した感もあるのだけど昨年、ちょうど一年前、ニューヨークで開かれた吉行耕平の写真展の図録を入れてみることにした。1980年、せぶん社より「ドキュメント公園」という書名で発表された写真を含むいわば「覗き」の写真展。夜の公園で「コトに及ぶ」…

トマス・ビュイック(あるいはビューイック)の挿絵

かのウィリアム・ブレイク(William Blake. 1757-1827 )とほぼ同時期にイギリスで活躍した版画家にトマス・ビュイック、あるいはビューイック(Thomas Bewick. 1753-1828)という人がいる。 手元の本をあたるとW.H.ハドスン著/黒田晶子訳「鳥たちをめぐる冒険…

部屋に小さな蛾が入り込んで来た。 階段の踊り場が壁ではなく、低いフェンスで囲われているだけなので、灯火を慕って蛾がやって来ることがある。 何かの拍子でそんなのが入ってしまったのだろう。 昆虫採集への情熱は今は無くなってしまったが、こういう蛾を…

故宮にて2

相棒が友人の誕生日のために本をあげたいから見繕ってよ、という。 ありがたく選ばせてもらうことに。 配送用の封筒はあるものの、包装紙を準備していなかったので、故宮からの帰り、かつて住んでいたところにある小さな文具屋に立寄り、薄手のクラフト紙を…

秋の朝市

2日(木)、朝早く起きて、市場へ。(古書市場ではなく、野菜です。念のため。) レモン三個13元(=44円)、じゃがいも三個とにんじん二本で30元(=132円)なり。 やはりよく使われる野菜は安い。 今まで10年間、ずっとスーパーで野菜を買っていたなんて....…

秋晴れ

気持ちよく晴れた月の最初の一日。 朝、サクッと本の中身の写真をとって、アップ。さあ、9月の経理処理もサクッと仕上げるか、と思ったものの、こんなに良い天気、残りの人生あと何度あるかわからない、と思い直し、出かけることにした。郵便物を投函しに行…