2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

無いことの価値

テレビがない生活を始めて、いつのまにか半年を過ぎました。 特にテレビが嫌いな訳ではなく、なんらかの「主義」があるわけでもなく、単に今まで自分でテレビを買ったことがない上に、昨年夏に引っ越したこの家にはテレビが付いていなかったのでした。 京都…

The St. Petersburg Watercolours 再入荷しました。

昨日、「近日中に再入荷」と書いていたマリア・シビラ・メーリアンのThe St. Petersburg Watercolours(「サンクトペテルブルク水彩画帖」)、本日入荷しましたので、早速アップしました。 どうもCharing Crossの古本屋さんで「継子扱い」されていたようで、…

かせぐぞ!の心意気

昨年でしたか、一昨年でしたか、お取引をさせていただいているある方のパートナーの方から「来年は稼ぐぞ!」というお便りをいただいたことがあります。 本にまつわる仕事をしている若い人から、「稼ぐぞ!」という言葉を聞いたのが、あまりに新鮮で、健康的…

わくわく

ツェトルの作品を「その他図譜類」に入れてみて、あらためて「自然誌/博物図譜」のところ、もっと充実させねば、ということに気づきました。 オリジナルを入れる、というのは遠い遠い憧れではありますが、今はひたすら複製(reproduction)で質の良いもの、お…

今日も朝市へ

一日の始まりを朝市で。 朝市の活気に身を置くと、その日は「よし!」という気分になります。 それは「安く買い物ができた。」という多分にセコい満足感と、「今日はきちんと旨いものを作るぞ」という意気込みのせい? 実は肉屋にはまだ入ったことが無かった…

本屋のことを考える夜

本日、カテゴリーを無事、編集し直しました。さて、情熱を持って本屋さんに勤めている人、またこれから本屋さんを始めようとする人が何度も読み返すと良い本に平凡社の太陽レクチャー・ブック005「本屋さんの仕事」という一冊があります。 すでに出版されて3…

カテゴリーを改編する予定です。

週末にサイトのカテゴリーの改編を予定しています。 「博物画とその周辺」というカテゴリーがあるのですが、どうも、この「博物画」という言葉が日本語として落ち着かず(中国語としては、多分、もっと落ち着かない)、なんとなく「荒俣造語」のような気がし…

町をズンズン歩く。

昨日は春の光溢れる台北の町をズンズン歩いた。 今の事務所はお客様に来ていただく環境ではないし、店をかまえるのは現時点では到底無理なので、まずはお客様に開放できる事務所を準備したいな、と。古くから開かれた地区の路地という路地を一年ぶりぐらいで…

十六夜(いざよい)の月とギンモクセイ

昨年の秋以来の急激な円高は一向におさまる気配も無く、日本の本を輸入して台湾のお客様に売るためのコストを冷静に計算していたら、なんとも心臓がドキドキするような数字が・・・ こりゃ、当分、日本からの輸入は諦めないと、となんだか悲しいというか、「…

元宵節

昨夜は「元宵節」でした。 旧暦の1月15日。 満月です。これでいよいよお正月も終わり。 僕の住む國父紀念館のあたりは、灯籠祭り(燈節)にくり出す人々でにぎやかです。毎年元宵に開かれる「灯籠祭り」。 美しいのは平溪(ピンシー)という山あいの村で開か…

そういえば

ここのところ、名刺を配る機会が多く、そのたびに、「わあ、この名刺、美しい!」「このロゴマークは誰のデザイン!?」「まさかご自分でじゃないでしょうね?」(最後の質問は余計なお世話)などというご質問をよくいただき、またサイトをご覧下さった皆さ…

緑したたる森の中

ここのところ台湾の出版物とつきあっているうちに、次第に台湾先住民の文化に惹かれつつあります。 台湾先住民の文化のほんの一端にそれとは知らずに最初に触れたのは、多分、かのEnigmaが無断でサンプリングを行い「自作」として1994年に発表した"Return to…

台北と京都

台北の町は少し京都に似ている、という話を台湾人の友人にすると「シャマカナン!」(ほんまかいな!)と言われてしまうのだが、僕は本当にそのように感じている。 碁盤の目のように通りが走る盆地の町。 場所を示す時に東西に走る通りと南北に走る通りの交…

如月のヒカンザクラとツツジの花

台北郊外に陽明山という国家公園(日本の国立公園に相当)に指定された山域がある。 9日間の正月休み、最後の一日。 本日は友人たちと久しぶりに山へ。 昨年11月の雪山以来山には登っていない僕への配慮で、あまり険しくない行程を選んでくれた。 向天山と面…