2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夜中の蝉

雲ひとひらない夜空に浮かぶ月を見てものどが乾くような暑さ。 深夜、街灯のともる近くにしげる街路樹からはニイニイゼミの声が聞こえて来ます。 夏だなあ。しみじみ・・・いにしえの人が夜の蝉を歌った歌があることを見つけたときは、嬉しかった。 これまた…

今日もまた

今日もまたキム・トッド「マリア・シビラ・メーリアン」(みすず書房)を繰り返し読む。 17世紀から18世紀初頭にかけてのオランダ、アムステルダムという都市の自由闊達な空気! メーリアンという人はドイツに生まれたのだけど、いわばオランダが育てたのだ…

午後より豪雨

台風は大陸の方に逸れて行き、それでも冷たい空気を残してくれたせいか、午前中は涼しく良い天気。朝、市場で鷄もも肉とじゃがいもとレモンを買い、鷄ももはすぐにオリーブオイルとレモン汁と植木鉢からちぎったローズマリーとでマリネする。 これをしばらく…

夏は実ものが美味しい季節

朝、夏野菜がザルにこんもりと盛られているとついつい買ってしまう。 「翡翠椒」といううす緑色のきれいな唐辛子を買ってみる。 かつて、これを買って、あまりの辛さに食べきれなかったことがあるのだけど、今回は「あまり辛くない」品種をもらった。 煮浸し…

午後より大雨

お昼過ぎ、久しぶりに「打ち合わせ」なるものがあり、これまた久しぶりに繁華街を歩く。 短パンばかりで過ごしている毎日に、急にチノと革靴を穿くと皮膚が呼吸できないような圧迫感を感じる。 もう、スーツなんて着れないかもしれない。あっ、そもそもネク…

ニイニイゼミの声を聞くと

台風「蓮花」が熱低に変わって去って行ったと思ったところで、次の台風四号「南卡」がフィリピン沖に。 台湾は台風が非常に良く通過する島国。フィリピン付近で生まれた台風が威力を増した頃に通過するのが台湾なので、結構すさまじい風と雨に見舞われます。…

日本書をほしがるドイツの古本屋さん

ドイツの古本屋さんとメールのやりとりをしていて、逆に「これこれしかじかの本を手に入れたいのだが、方法はあるか?」と問い合わせを受ける。 彼の代わりに調べてみるとamazon.co.jpのマーケットプレイスで4件、「日本の古本屋」で2件が見つかる。 でも、…

ガジュマルがたくましく茂る町中のとある公園を歩いていて・・・

聞き慣れない鳥の鳴き声にふと見上げるとうっそうと茂るガジュマルの枝にまだら模様の猛禽類の腹が見えました。 さらに注意して見るとすぐそばに大きな大きな巣。 どうやら親鳥が巣立ち前の幼鳥を外に誘い出そうとしているようでした。 幼鳥は巣の上で何度も…

市場、中級編(?)

朝市の中級編(?)は肉でしょうか。 野菜や果物は自分で手で取って選べば良いのですが、肉は欲しい部位と欲しい量を店のおっちゃん、おばちゃんに言わねばなりません。 日本のスーパーマーケットであれば「カレー用」とか「しょうが焼き用」とか、パックで…

今日から空が入れ替わった台北です。

朝起きると真っ青な空。 ここ数日のぐずついた午前中、豪雨と雷の午後、という日々が嘘のように夏空が広がりました。 梅雨明けでしょうか? 日本からやってきてくれた本屋の友達が本日早朝に帰国、彼にもビビッと刺激を受けて、何か新しいことを始めることが…

中国の美しい本、明日、ご案内できそうです。

台北はここ数日、午後になると雷と豪雨。 梅雨もそろそろ終わりでしょうか。中国の美しい本四点、明日の更新に何とか間に合いそうです。 梅雨の晴れ間を利用して、今朝、なんとか中身の写真も撮影できました。少し残念なのは、このうちの一冊、北京の伝統的…

中国のブックデザイン

一昨日訪れた上海書店で、店長さんが勧めて下さったのがブックデザイナー呂敬人(リュ・チンレン)氏のデザインした本。 休刊になってしまった日本版Esquireがかつて「美しい本」という特集の中で注目していたのは漢聲雑誌などを含む台湾の出版物でしたが、…

夏の声をきくと・・・泳ぐ金魚の涼やかな姿を

3年前になるでしょうか、「書店を始めよう!」、と決めた頃、東京の国立新美術館のミュージアムショップでその作品を拝見して一目惚れしてしまい、ずうずうしくも「お会いしたい!!」とのこちらのお願いにご快諾下さったアーティストご夫妻、深堀隆介さんと…

この夏はじめての蝉の声

今年初めて蝉の声を聴く。 台北の町で最も普通に聞くことができるタカサゴクマゼミ(Cryptoympana takasagona)という蝉です。 台湾に来たばかりの頃に買った昆虫図鑑にはクマゼミ(Cryptoympana facialis)と記載されているのですが、どうやら最近の(?)研究…

あっさりと英語で返事が・・・

ドイツの古本屋さん、あっさりと英語で返事が来ました。 よかった、そしてこれで再び僕はドイツ語の勉強をせずに・・・ 明日、現金書留を送ることに。

あらためて語学に目覚めた(?)瞬間

どうしても仕入れておきたい本があって、ドイツの古本屋さんにメールを出す。 ホームページもなく、あるのはメールアドレスだけ。 クレジットカードは使えず、知らせて来たのは銀行口座。 でも銀行口座に振り込むと手数料だけでその本の送料込みの価格を越え…

中国の美しい本

昨日は中国大陸の本について色々教えてもらおうとあらかじめ連絡を入れておいた上海書店 http://www.shanghaibooks.com.tw を見学。 家から歩いて10分ほど。 僕がおよそどのようなものを狙っているかを話すと博識な店長さんが次々と棚から本を引っ張り出して…

決断して心が軽くなった梅雨空の一日

決断をしなければならないことがあり、昨日まで、いや、今日の午前中まで非常に気が重かった。 そんな気持ちを振り払いに、朝、泳ぎに出かける。 水の中では何も考えず、ひたすらゆったり泳ぎ続ける。 仕事に戻り、電話をしたりメールで人とやりとりしている…

青田街の古書店

小龍包で有名な鼎泰豊(ディン・タイ・フォン)や、マンゴーのかき氷で有名な冰店(ピン・ティエン)などがならぶ観光スポット「永康街」(ヨンカンチエ)にほど近い「青田街」(チンティエンチエ)に古書店を見つけました。「蠹行」(ドゥーハン)、漢語ピ…