月曜日に入って来た「幸田文 台所帖」と「幸田文 しつけ帖」（装幀はクラフト・エヴィング商會）、それから一昨日届いた「彷書月刊」を今日、ようやく開く時間ができて、誰がどこで書いていたのか（森まゆみ女史？）、大切な菓子を少しずつ味わうような気持…

太宰治生誕百年よりも永井荷風没後50年のほうが身近に感じられる今日このごろ、まずは早起きをして机に向かう。一段落したところで、出勤前の人たちがそろそろ退散したであろうモスバーガーで朝食をとり、「今日は完熟トマトのスパゲティが食べたい」、と新…

立場が異なる人がお互いをちょっと思いやることが実はなかなか難しい。 子供のある人が子供のない人を思いやること。 逆に子供のない人が子供のある人を思いやること。 結婚している人が結婚していない人を思いやること。 結婚していない人が結婚している人…

友達からいよいよ夏の始まりだよ、というメールをもらって、はて？と思いよくよく暦を見ると旧暦の4月1日であった。 卯月といえばなるほどもう夏だ。人と約束していた食事が先方の都合で難しくなったので、そうだ、と思い、「ハルミンの読書クラブ」をカバン…

東京でタレントさんが夜中に公園で裸で騒いだ、というだけで逮捕されてしまい、国家の一大事のようになってしまう日本のありよう。 誰か一人ぐらいお偉い方が「うわぁ、そういうことやっちゃいましたか。たまにはそういうこともあるかも。人間ですから。」ぐ…

昨夜、少しふっきれて、今朝は気持ちよく起床。 今日は久しぶりに郊外に足を伸ばし、土城というところまで今は盛りの「油桐花」を見に行って来ました。 ってこの写真ではどれが花だかわからないですね。すみません。 アブラギリという木の花は、ちょうど今の…

アルバイトで日本語を教えている。 かなりできる生徒さんで、ビジネス会話や文法を教える以外に、日本語の良い文章も読んでもらいたいと思ったので、その教材に向田邦子の「父の詫び状」を選んだ。 台湾で生活していると日本語に触れる機会は存分にある。 ケ…

すでに「少年版」はサイトでご紹介しているのですが、その「少年版」とは図版は似ても似つかず詩情あふれるF. Berge's Schmetterlingsbuch第七版（1889年）が入荷しました。 初版は1841年、1910年に第九版が発行されていて、それ以降についてはまだ追っかけ…

人と会う予定が急に変更になり、突然ポーンと空白ができてしまったので、以前にこちらの友人に教えてもらった焼餅（シャオピン）を買いにバスに乗ります。 「焼餅」といっても、日本語の連想で「餅」をイメージするとかなり異なり、限りなくパンに近い食べ物…

好きなものためならなりふりかまわず人目も気にせず、ものごとの「真ん中」に入って行く・・・ 今、それができていない、と自分で思う。 それが限界を作ってしまっている、と思うのだ。思い起こすと、小学生の夏、首がいたくなるくらいに上を見上げて、榎（…

朝、バスに乗っていつもいく散髪屋さんへ。 行き慣れた散髪屋さんを換えるのが面倒なので、引っ越した後もそこへ通っています。 それから、そこに行き着くまでに乗る630番か204番のバスの車窓から見える風景が好きなのです。 今日は630番のバスからふと外を…

昨日、僕と同じ頃に会社を辞めて起業した台湾の友人とメールのやりとりをしていて、自ら仕事を立ち上げてとても大切なのは、「楽観」だね、と互いにエールを送った。 そうなのだ。 お互いまだ自分の給与が出るまでは稼げていない状況。 だからこそ「楽観」は…

結局届けられなかったオーストラリアからの本。 その本屋さんに返金の依頼をするメールを再三送っていて、ようやく本日返事がありました。 「こちらの書いた住所は間違っていても、そちらがきちんと郵便局に連絡をすれば正しい住所に届けてくれるはず。」と…

かつてジャズは自分にとって一番遠いところにある音楽だと思っていたのだけど、ここのところ、今仙台にいる友人が台湾に帰って来た時に貸してくれた何枚かのジャズのCDを聞いていて、部屋の空気が変わったり、外の景色が違って見えるようになった。 人生の半…

時々IKEAのショールームに入って気になるのは、実は家具ではなく、棚にさりげなく置かれている本。 多分、世界中のIKEAで同じようなディスプレーが行われているのだろうと思うのですが、これ、束見本ではなく、ほんとうに本、しかもよくよく背を見ると全部ス…

朝一番で病院へ。 先日のレントゲンでは何も異常は見つからなかったので、より精密な検査。 まず血液検査。 それから何やら薬を静脈に注入してのレントゲン。 血を見るとクラクラしてしまうので、採血されている自分の腕は見ないようにしていたら、隣の人の…