久しぶりに寝坊を決めて・・・

10時まで床に。今日はのんびり過ごすことにした。肩の力を抜いてみる。最近、ささいな動作にも力が入ってしまっているのを感じる。昼少し前に外出。雲が低く垂れ込み、小雨。すっかり冷え込んで息を吐くと白い。それがうれしくて、ふっ、ふっと何度も吐いてみる。誰かに知らせたくなり、仕事中の相棒と友達にそれぞれ携帯から電話をする。(「オマエは小学生か!・・・」と自分突っ込み。)しかし台北でここまで冷える日は一年に一日あるかないかだ。交差点のビルの上のデジタル表示の温度計を見ると、真昼で気温は11度だった。街を歩く人々がまるで北海道にでもいるかのような恰好をしているのを来たばかりの頃は笑っていたものだけど、今や僕自身もすっかりからだが南方化してしまい、寒さに弱く、暑さに強くなっている。真夏に奈良の実家に帰り、両親がクーラーを点けると、「こんなに涼しいのにクーラーなんかもったいない!!」と窓を開ける自分に気づいたのはいつだったか・・・そして今日は僕自身も北海道までとはいかなくとも、真冬の京都を歩くぐらいの恰好はしている・・・厚手の靴下にビブラムソールの靴・・・雪の上だって歩ける・・・

 上海書店へ頼んでいる中国書の入荷状況の問い合わせ、それから二足目のわらじの日本語の教材を紀伊國屋書店まで見に行く。昔の職場の仕事仲間(当時はいわば部下だったのだけど、今はもう肩書きの無い身で気軽に接することができるのは、ありがたい。)と少し話す。そろそろスーパーマーケットでは冬至に食べる「湯圓(タンユエン)」の特売が始まる頃。白玉の中に小豆あんや黒ごまのあんやピーナツのあんが入ったデザートで、冬至にこれを食べるのだ。MRTの駅の液晶の画面でも、湯圓のコマーシャルが流れている。多分、テレビでもそうなのだろう。(家にテレビがないので)今年は食品メーカーの冷凍品を買わずに、街の甘味処(と言うべきか?)で並んで湯圓を買おうか、と思う。