台南、ほんのちょっと続き・・・

上の写真は台南赤崁樓の中からとったものです。「瓶」(ping)は「平」(ping)につながる、と大陸からの観光客を連れたガイドさんが解説していました。「平」は「平安」であり、「平和」でもあるのでしょう。


漢聲雑誌の前身ECHOの表紙にも同じく赤崁樓を撮影したものがありました。台南特集。まだ一冊だけ在庫があります。

よろしければ、こちら http://butterflybooks.jp/modules/items/index.php?content_id=233 へどうぞ。

まだまだ歩き足りない台南。実は古書店が多い、とも言われているのです。次回はぜひ古書店めぐりを。
それから今回、写真をとるのも忘れてぼ〜っと見とれてしまったのは、たまたま居合せることのできた廟の儀式でした。「他の県からの神様がこの廟の訪問を終えたところだよ、きっと」と相棒が解説してくれたのですが、赤鬼、青鬼めいた従者をしたがえて、みこしにのった神様が信者たちとともに荘厳かつエキゾチックな音楽に合わせ廟を退陣していく様は、いつまで見てても見飽きないものでした。エキゾチックな音楽にすっかり聞き惚れながら、心が吸い込まれそうな状態で、ふとまわりを見るとすでに相棒と友人は次の目的地へ・・・・・「いい音楽だったねえ。すっかり感動しちゃった。」というと、彼らは笑っていた・・・・・突然流れて来た音楽にひさしぶりにぞくぞくした瞬間でした。
台湾の友人を日本に連れて行った時に、彼らが初めて見るものに夢中になっている姿に僕は誇らしいような、うれしいような気持ちになったものですが、今回、僕がぼ〜っと感動していた姿も、逆に台湾の友人たちには誇らしい物だったかも知れない、と思うと、うむ、非常に良かった・・・。

あまりに感動していたので、あっ、写真とらなきゃ、とカメラをかまえた時には、すでに行列は表通りへ移動していました。見えますか?門の向こう、わずかに・・・