午後より豪雨

台風は大陸の方に逸れて行き、それでも冷たい空気を残してくれたせいか、午前中は涼しく良い天気。朝、市場で鷄もも肉とじゃがいもとレモンを買い、鷄ももはすぐにオリーブオイルとレモン汁と植木鉢からちぎったローズマリーとでマリネする。
これをしばらく放っておいて、取り出し、塩を少々かけてオーブンで20分ほど焼くと皮はカリカリ、中は肉汁たっぷりで、旨いです。じっくり皮ごとゆでておいたじゃがいもの皮をむき、適当な大きさに切っていっしょにローストしてしまうと手間も大したお金もかけずに時間だけ少々かけて「え?鷄ってこんなに旨いの?」という一皿ができます!!

「せっかく気持ちよく寝てるんだから、邪魔すんじゃニャいわよ」

最近、子猫を見かけない。この母猫はひさしぶりに一階の家の門でのびのびと涼しい朝を満喫している様子。
午後からは豪雨。


雨の中、昨日届いた彷書月刊としばらく手が伸びなかった「マリア・シビラ・メーリアン:17世紀、昆虫を求めて新大陸へ渡ったナチュラリスト」(みすず書房 ISBN978-4-622-07411-3)を籘の枕にバスタオルを巻き、夏の床(ゆか)にねそべりながら読む。


後者は日本語訳の中に様々な学名がカタカナ表記されていることに非常に違和感を覚えるのだけど(ラテン語の学名はせっかくの「世界共通語」なので、カタカナ表記してしまっては全く意味がないと思う。と、ここで愚痴っていても意味はないので、早速みすず書房に「お問い合わせ」した。)、とても興味そそられる内容だった。
胡蝶書坊の内容を充実させる上でも、勉強になる記述があちこち見られた。


うむ、自分が面白がれることをやっていこう、と改めて思う。毎日毎日がモチベーションを維持したり、高めたりするための工夫のためにあるようなもの。でも、気持ちを良い状態に維持できれば、それはきっと明日につながる。