日本書をほしがるドイツの古本屋さん

ドイツの古本屋さんとメールのやりとりをしていて、逆に「これこれしかじかの本を手に入れたいのだが、方法はあるか?」と問い合わせを受ける。
彼の代わりに調べてみるとamazon.co.jpマーケットプレイスで4件、「日本の古本屋」で2件が見つかる。
でも、どちらも英語の説明は皆無で(amazon.co.jpはメインメニューは英語に切り換えることはできるけど、肝心の「中古品」の画面は日本語のみ)、「日本の古本屋」ではISBNによる検索ができないから、日本語のわからない外国人がその本の同定に使える唯一の道具が使えないことになる。わあ、なるほどこれでは日本語がわかる人しか本はさがせないな、と思う。


日本人がフランス語やドイツ語がわからなくともフランス語やドイツ語の本を買うのだから、日本語がわからなくとも日本語の本を欲しい、と思う外国人がいてもおかしくはない。いや、きっとたくさんいて、その多くがどうしていいかわからないのだと思う。
たとえば、図鑑とかは学名と写真やイラストレーションがあれば、充分に使用できるし、ましてや図版が主な内容である本であればなおさらだ。


「日本の古本屋」で見つけた沖縄の本屋さんはクレジットカードにも対応してそうなので、「ためしてはどうか?」とそこのメールアドレスを紹介してみた。どうか、沖縄の本屋さん、海外への対応が可能でありますように・・・


世界を相手にするとまだまだ面白いことができるのではなかろうか、と自戒をこめて思う。