中国の美しい本

昨日は中国大陸の本について色々教えてもらおうとあらかじめ連絡を入れておいた上海書店 http://www.shanghaibooks.com.tw を見学。
家から歩いて10分ほど。
僕がおよそどのようなものを狙っているかを話すと博識な店長さんが次々と棚から本を引っ張り出して来て見せてくれる。
本の説明をし出すと目が輝き始める人に久しぶりに出会って嬉しかった。
やっぱり本屋はこうじゃなくちゃ、と思う。
ものを尋ねてもすぐに中途半端なキーワードでパソコン検索して「ある」か「ない」でしか答えてくれない「デジタル店員」があふれている台湾のチェーンストアの中で、これは一つの店が大手チェーンストアに負けずに生き抜いて行く大切な武器である、とつくづく感じ入る。(上海書店は聯經という大手出版社の経営する大陸書専門店であって、インディーズではないのだけど、それにしても)


かつては中国大陸の本、というと粗悪な製本と未熟な印刷技術、という印象が拭いきれずにいたのだけど、今は出版社をきちんと選ぶと「もの」としての魅力をも備えることを考慮して製本された美しい本があることに改めて驚く。
「漢式線装」(所謂「和綴じ本」、でも、よくよく考えると「和綴じ本」という言葉、おかしいと思う。)で製本された本の中に、わくわくするようなものがいつくか。


来週あらためて選書に伺うことを伝える。


アサガオ、そろそろとつるを伸ばし柵につかまろうとしている。
不思議なのは、双葉のころ、それから本葉一、二枚の頃までは太陽の光が当たる方向に茎を曲げていたのに、本葉が三、四枚になった頃から、今度はものによりかかるように、柵のあるほうにあるほうにと茎を曲げて行くこと。
どのような「センサー」が働いているのだろう。