市場、中級編(?)

朝市の中級編(?)は肉でしょうか。
野菜や果物は自分で手で取って選べば良いのですが、肉は欲しい部位と欲しい量を店のおっちゃん、おばちゃんに言わねばなりません。
日本のスーパーマーケットであれば「カレー用」とか「しょうが焼き用」とか、パックで売っているのでしょうが、市場ではそういう訳にはいかず、朝一番で解体され、店の中にどーんと部位ごとに陳列された豚肉のかたまりから、ロース、バラ、などなどを指差し、何斤要るかを言うのです。


なので、実は肉屋に通い始めたのは、ここ半年ほどのこと。
まず、豚の部位の中国語がうろおぼえだったので、これを復習。
それから斤とグラムとの換算ができなかったので、これを勉強。
(でも、今、ハカリは両方表示されるので、これは不要な勉強でした。買い物客のほとんどが「斤」で頼んでいるのに、一人だけ「グラム」で頼むのが何となく恥ずかしかったのです。弱気です・・・というより「エエカッコシー」です。)


先週、日本からやってきてくれた友人夫婦ととあるところで食べた豚バラの煮物が忘れられず、同じものは作れそうにないけれど、今日は豚バラを500g買い求めました。豚バラは「五花肉」と言います。ロースは「里肌肉」。


こうして次第に市場の買い物に慣れて来ると、スーパーで生鮮食料品は買えなくなります。まずその安さ、それから鮮度。そして何と言っても、店のおばちゃん、おじちゃんとやりとりをするのが楽しいのです。


来年、金婚式の記念に台湾に来る、という両親には、この朝市の光景もみせてやりたい。


さて、今週水曜日にご紹介したばかりの呂敬人(リュ・チンレン)氏ブックデザイン担当のお茶の本2点、あっという間に売り切れてしまいました。お買い求めいただいた方、ありがとうございました。きっと楽しんでいただけると思います。お届けできなかった方、すみません、今、追加発注を行っています。うまくいけば、7月中旬には入るのではないか、と。再入荷しましたら、こちらでもお知らせいたします。