アート

修復された古い街並と台湾のコンテンポラリー・アート

さて、以前にちょっとご紹介していた龍山寺付近の「剥皮寮歴史街区」で開かれているコンテンポラリー・アートの展覧会、本日、プールの帰りに寄ってみました。 (詳しい情報は、ここ http://www.bopiarts.tw )実は僕はコンテンポラリー・アートには少し身構…

華山1914にて

昨日、友人といっしょに華山1914へ。 台湾デザイナーズ・ウィークを見に行って来た。 中でも撮影はできたのですが・・・ 多分、僕らは今、過去にこれほどなかったというくらいに機能的なモノが与えてくれるベンリな生活を享受していて、それでも、若いデザイ…

夏の声をきくと・・・泳ぐ金魚の涼やかな姿を

3年前になるでしょうか、「書店を始めよう!」、と決めた頃、東京の国立新美術館のミュージアムショップでその作品を拝見して一目惚れしてしまい、ずうずうしくも「お会いしたい!!」とのこちらのお願いにご快諾下さったアーティストご夫妻、深堀隆介さんと…

小雨降る静かな台北の正月です。

大晦日にあたる除夕の晩は相棒の家でごちそうになる。 初一(26日)の夕方は小雨の中、相棒と友人と三人で廟に「初詣」。 今年一年の幸福を祈った。 ついでに台湾の最高峰、玉山にも天気の良い日に登れますように・・・と。 ついでじゃダメか!?今日は久し…

春の光を浴びながら

昨日までの寒々とした天気とうってかわって、本日は春のような光。 なるほど「初春」というのは、実に旧暦にこそ似合う言葉だな、と思うほど暖かな一日。 これは家にじっとしていてはもったいない、と故宮に出かけて来ました。ここのところ、今の人たちが言…

熊田千佳慕についての追記

小学館から1998年に出版された熊田千佳慕の「ファーブル昆虫記の虫たち」(第一巻から第四巻)。 なんと10年を経て、今年の9月、第五巻が刊行されていた。 小学館のサイトで表紙を見て、アッと思う。 何年か前にNHKのドキュメンタリーで熊田さんが描いていた…

熊田千佳慕のこと

熊田千佳慕(Kumada, Chikabo. 1911- )の絵に初めて出会ったのは、多分、幼稚園のころだと思う。昭和30年代後半。「キンダーブック」の挿絵?、いや、ひょっとしたら小学校にあがってから「科学」あたりでなじんだのか? もちろんその頃、この絵を描いている…

覗く、ということ

遅きに失した感もあるのだけど昨年、ちょうど一年前、ニューヨークで開かれた吉行耕平の写真展の図録を入れてみることにした。1980年、せぶん社より「ドキュメント公園」という書名で発表された写真を含むいわば「覗き」の写真展。夜の公園で「コトに及ぶ」…

トマス・ビュイック(あるいはビューイック)の挿絵

かのウィリアム・ブレイク(William Blake. 1757-1827 )とほぼ同時期にイギリスで活躍した版画家にトマス・ビュイック、あるいはビューイック(Thomas Bewick. 1753-1828)という人がいる。 手元の本をあたるとW.H.ハドスン著/黒田晶子訳「鳥たちをめぐる冒険…

故宮にて2

相棒が友人の誕生日のために本をあげたいから見繕ってよ、という。 ありがたく選ばせてもらうことに。 配送用の封筒はあるものの、包装紙を準備していなかったので、故宮からの帰り、かつて住んでいたところにある小さな文具屋に立寄り、薄手のクラフト紙を…

秋の朝市

2日(木)、朝早く起きて、市場へ。(古書市場ではなく、野菜です。念のため。) レモン三個13元(=44円)、じゃがいも三個とにんじん二本で30元(=132円)なり。 やはりよく使われる野菜は安い。 今まで10年間、ずっとスーパーで野菜を買っていたなんて....…

アロイス・ツェトルの画集

今回の台風は今年一番の強烈なやつらしく、日本の気象庁の台風情報を見ると、「強さ:猛烈な」となっている。たしかにまだ上陸していないのに、風も雨も前回より強い。アロイス・ツェトルの画集が入荷したので、中身の写真をとろうと思っていたのに、台風が…

故宮にて

またまた台風が近づいていて、台北は雨の週末。 中秋を過ぎたあたりから街角にふかした菱(ひし)の実や落花生を売る屋台が現れるようになった。 秋の到来だ。 とは言っても、今週あたりは残暑(「秋老虎」と言う。)が厳しく、カッと照りつける太陽が刺すよ…