中国のブックデザイン

一昨日訪れた上海書店で、店長さんが勧めて下さったのがブックデザイナー呂敬人(リュ・チンレン)氏のデザインした本。
休刊になってしまった日本版Esquireがかつて「美しい本」という特集の中で注目していたのは漢聲雑誌などを含む台湾の出版物でしたが、ここ最近の経済発展に伴い、次々と美しいデザインの本を出版しているのが中国。
なんといっても「読者」の数が台湾とは比べようもない。
マーケットの大きさとその成長ぶりが、大胆、かつ洗練されたデザインの本を生み出す背景になっているのですね。


呂敬人、というデザイナーの名前を僕は上海書店の店長から初めておそわったのですが、すでに昨年、日本では雑誌「アイディア」が中国のブックデザインを特集している中で、呂氏のデザインを取り上げていますし、「ダヴィンチ」にもインタビュー記事が掲載されていたりします。
ウーム、勉強不足でした。


早速、彼のデザインした瀟酒な装幀のお茶の本を2点仕入れました。
茶の本、烏龍茶の本
いずれも「線装」、日本では「和綴じ本」、(「唐綴じ本」とでも言う方がふさわしいような気がします。)と言われる製本方法です。


17日の更新にはちょっと間に合いませんが、6月中にはご紹介の予定です。
呂敬人に注目です。

ちょっとだけ表紙を・・・