この夏はじめての蝉の声

今年初めて蝉の声を聴く。
台北の町で最も普通に聞くことができるタカサゴクマゼミ(Cryptoympana takasagona)という蝉です。
台湾に来たばかりの頃に買った昆虫図鑑にはクマゼミ(Cryptoympana facialis)と記載されているのですが、どうやら最近の(?)研究で、誤認であるとされたよう。
ニイニイゼミの声も聴こえてきました。
うれしくなって相棒に「今日この夏はじめて蝉の声をきいた」とメッセージを打つ。


朝一番で銀行に寄り、ユーロに両替。
海外に現金書留を送ることのできる少し遠くの郵便局まで行き、ドイツの古本屋さんにユーロ紙幣を送る。
一週間ほどで到着の由。
夕方、そのドイツの古本屋さんより「どれだけ日にちがかかっても、お金の到着を待ってるから、安心して」というメールを受け取る。
こちらの勝手なお願いを聞き入れてくれるところにこれまでも何度も助けてもらってきた、と思う。


郵便局ではついでに中国大陸まで書籍を送る場合の送料、様々な制限、注意事項などを窓口で確認。
資料と伝票をもらう。
共産主義を批判するもの、「法輪功」に関わるもの(「法輪功」だけが具体的に名指しだ)、猥褻物以外には特に制限は設けられていないようだった。
せっかく中国語でサイトを作っているのだから、中国大陸のマーケットも考慮に入れて行こう、と研究中。


異業種の友人と話をしていると、彼らの「ビジネス」と割り切った判断力のするどさに驚くことがある。
自己実現とか、夢とか、言ってる前にきちんと利益をあげるためにサクサクと判断し、実行していく能力には頭が下がる。
「内輪受けのなまぬるさ」がみじんもないのだ。


午後再びアポをとっていた上海書店で選書。今後、情報が欲しい本の傾向を頼りがいのある店長に伝える。思わず話し込んでしまい夕方になる。