青田街の古書店

小龍包で有名な鼎泰豊(ディン・タイ・フォン)や、マンゴーのかき氷で有名な冰店(ピン・ティエン)などがならぶ観光スポット「永康街」(ヨンカンチエ)にほど近い「青田街」(チンティエンチエ)に古書店を見つけました。


「蠹行」(ドゥーハン)、漢語ピンインで書くと、du-hangとなりましょうか。

このお店自体はブログもホームページもないようでしたので、台湾のとある方のブログで紹介されていたものを引用します。http://www.wretch.cc/blog/hankasia/10640385


この青田街のあたり、最近、すこしずつカフェやお茶を楽しむ「茶藝館」などが増えて来ていて、散歩も楽しめる雰囲気になってきました。ということはおそらく家賃もかなり高いはず。(そういうところばかりについつい気が向いてしまいます。)


どちらかというと古書よりも古い器や骨董が占める比率が高いのですが、これは最近の台湾の古書店のひとつの傾向であるように思います。台湾でもやはり「本だけでは喰っていけない」状況をカバーするために、相性の良い古い器や古い道具など、より高利益なものを同時に販売しているのではないかな、とこれは勝手な推測です。


古い器は決して目の飛び出るような高い値段ではなく、普段、食事にも使えそうな雰囲気のある器、ちょっと洒落たスタイリングの中華料理のレシピ本(ウー・ウェンさんの本など)に登場しそうな器が並んでいましたから、小龍包を食べた後、ゆっくりこのあたりを散歩して、ここで器を求める、というのも、楽しい「台北心霊スポット巡り」、いや、ちがいました、楽しい「台北路地裏散策」の方法ではないかな。


日本統治時代の古書もいつくかセロファンに包まれて販売されていて、これも推測になるのですが、このあたりは統治時代の日本家屋が多く残っていたところでもあるので、その家屋を解体した時に出て来たものではないかな。いわゆる「紙もの」もあり、植民地時代の絵はがき、それから証書や権利書、地図、などなど、ところどころに置いてあり、お店の雰囲気造りに役立っているようでした。


営業時間は午後二時から(何時までか、それから定休日を確認するのを忘れました。間抜けです。)