しゃきっとした朝

昨日は少し気分が下を向いていたのだけど、今朝はしっかり持ち直す。
落ち込んでいるどころではなく、とにかく商品を充実させていかなければ「本屋」と胸を張って言える状態ではないことにハッとし、むしろ元気が湧いて来た。


午前中は友人に頼んでいた翻訳文の解説をせっせとチェック。またあらためて解説文を書き上げ、翻訳を依頼する。


近い将来、商品がしっかりしてきたところで台北のカルチャー誌に広告を出そうと、京都の時代工房さんに版下作成の可否を問い合わせると、快く引き受けて下さる由。明日、文面を考え、金曜日にはラフなプランを出す予定。台北で探しても良いのだけど、このチームのデザインセンスと職人的な仕事ぶりを信じているので、やはり頼みたかったのだ。


明日は本の解説と本選びに集中すべし。


夜、相棒が自転車でやって来る。信義區を散歩。昨夜、僕は少し弱音を吐いたので、心配して来てくれたのだ(と思う)。「まだまだ努力不足だよ。」とアッサリ指摘され、素直にその通りだ、と思う。そうなのだ、まだまだやるべきことはたくさんある。


読み終わって、人に譲った後、また読みたくなって頼んでいた「女子の古本屋」が月曜日に入って来たので、再びページをめくり始めている。彼女たちの仕事ぶりにやはり感服し、「泣き言ってんじゃないよ」、と自分につっこみを入れた。


窓から見える街灯に蛾がやってきている。蛾は月に背を向けることで、地面に平行に飛ぼうとする習性があるそうだ。なので、月のない晩は、人工的な灯りにやって来る。今日は曇り。