紫藤盧にて

今日は入荷した本をじっくり眺めて、色々と下調べ、解説の下書き。
入荷した時は、「うーん、しまったなあ」と思っていた本も調べたりしているうちに段々と愛着がわき、好きな一冊になっていく。できの悪い息子の未来を祈る親の気持ちか・・・・いや、決して「できが悪い」わけではありません。


やや「旬」をはずしてしまったかもしれないリチャード・アヴェドン(Richard Avedon)回顧展の図録(デンマークのデザイナーによる装幀が美しい)、オラフ・ハイネ(Olaf Heine)の写真集、吉行耕平の"The Park"など、ご案内できる予定です。それからしつこくアロイス・ツェトルの画集、豪華版を入れてみました。


夕方、古跡に指定されている紫藤盧(ここをクリック)で友人たちと食事。11月の初旬に台湾第二の高峰、雪山(Xue-Shang)へ二泊三日の山行の予定、その打ち合わせ。紫藤盧は畳でくつろげる数少ない場所のひとつ。
雪山は第二の高峰とはいえ、富士山よりも高く、標高は3886m。実は台湾に来てから泊まりがけの山行は初めてで少々緊張している。


夜、ふたたび解説の続き。夕方届いた翻訳原稿のチェック。うーむ、なんとなく仕事しているみたいだ。「おやじ版亀山絆」(「すいか」です。)といったところか。注文に結びついてくれると良いのだけど・・・・・