秋晴れ

気持ちよく晴れた月の最初の一日。
朝、サクッと本の中身の写真をとって、アップ。さあ、9月の経理処理もサクッと仕上げるか、と思ったものの、こんなに良い天気、残りの人生あと何度あるかわからない、と思い直し、出かけることにした。


郵便物を投函しに行き、ついでに近くの朝市(光復市場)をのぞく。
野菜も果物も近くのスーパーマーケットよりうんと新鮮である。青空マーケットで気持ちがよい。
値段を聞いてみると決してスーパーより安いものばかりではないのだけど、値切ればなんとかなるのだろう。店のおじさん、となりのおばちゃんには台湾語で話しかけるのに、僕には中国語。やはり台湾語ができた方が値切る時、有利かも。秋を感じると急にシチューが食べたくなったので、明日の朝、早く起きて買い出しをすることに。


三元街のいつもの散髪屋さん(NT$200=700円なり)に行き、ついでに牯嶺街まで歩き、前から少し気になっていた古本屋さんを探す。
かつてこの牯嶺街には古書店街だったのだが、今はほとんどが切手古銭の店だ。一軒だけ残っていた古本屋さんは入口70cmほど。その入口をふさぐかたちでおじさんが椅子を出して気持ち良さそうに寝ている。外には雨風にさらされ、日に焼けた本がうずたかく積み上げられている。おじさんを起こすのもためらわれ、果たして古本屋さんなのか古紙回収なのかわからない本の山にもめげ、結局入らず。いくじがない。いや、でもひょっとするとこういうところにこそ日本人が引き上げる際に売り払った本なんかが眠っているのかも知れない、と帰りのバスで思う。日を改めて出直すことにする。


さて、今からサクっと経理処理だ。