街角に残る古い建物

朝、バスに乗っていつもいく散髪屋さんへ。
行き慣れた散髪屋さんを換えるのが面倒なので、引っ越した後もそこへ通っています。
それから、そこに行き着くまでに乗る630番か204番のバスの車窓から見える風景が好きなのです。
今日は630番のバスからふと外を見ると仁愛路に面してガジュマルが屋上に根を張り廃墟と化した古い建物。

よく見ると三階の窓からひとの顔が・・・

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うそです。ごめんなさい。
よく見ると意匠も結構凝っています。
昔はきっと瀟酒な建物だったのでしょう。
台北には表通りにも結構この手の管理者不在の古い建物が残っていて、南の強靭な植物のはびこるがままになっているのですが、見るたんびに、手を入れて店にしたらよさそうなのに、と勝手な空想をしてしまう。
一度こういう古い建物の中をぜひのぞいてみたい。
台北にはいつくか有名な「鬼屋」(おばけやしき)もありますが、そういう興味ではなくて。
一番残念なのは新しいビルに建て替えられてしまうこと。
少しは都市にこういう謎が残っているほうが面白いと思うのですが、近隣の人にとっては多分、迷惑な建物なのでしょうね。


古い建物は「古跡」などに指定されてわざとらしく保存されているよりも、本当はそこに誰かが住んでいるとか、誰かがお店をやりくりしているとか、活用されている方がいいな、と思います。
この建物、帰りに気になってバスを降り、近くで見てみたら一階は床屋さんだったみたいでした。