小腹がすいたら・・・

人と会う予定が急に変更になり、突然ポーンと空白ができてしまったので、以前にこちらの友人に教えてもらった焼餅(シャオピン)を買いにバスに乗ります。
「焼餅」といっても、日本語の連想で「餅」をイメージするとかなり異なり、限りなくパンに近い食べ物。
白ごまがたっぷりまぶされたその「焼餅」に煮込んだ牛肉を挟んである、いわば「中華風ハンバーガー」。


東門市場という市場(いちば)のあるあたりは戦後に大陸から渡って来た外省人と言われる人々が多く住む地域。
そうそう、例の「小龍包」という食べ物も小麦を使う外省人の食文化がもたらしたもの。
「小龍包」は上海から、そしてこの「焼餅」は北京からでしょうか。
台湾は中国各地からやってきた人々の子孫が住んでいるので、その出身地から受け継がれたバラエティー豊かな食べ物が味わえます。


今日買いに行った店はその東門市場の近く。
戦前に建てられた日本家屋がほんの最近まで良く残っていたあたりです。
間口2メートルあるかないかの小さな小さな店。
「馬叔餅舗」(マーおじさんの餅屋さん)
おじちゃんとおばちゃん、時には娘さん(?多分)が手伝って、家族できりもりしている。
観光ガイドには載っていませんが、時間帯によっては行列ができるほど。
日本語はおそらく通じないものの、売っているのは「焼餅」がメインなので、指差しで充分わかると思います。



なんとホームページもあるので(やるなあ、おじちゃん)詳しくはそちらで。あっ、金曜日はお休みです。


「しぶ好み、ちょっと濃ゆめの台北のんびりツアー(心霊スポット巡り、いや、ちがった、路地裏巡り付き)」なら企画できそうな気がしてきました。