町のざわめき

昨夜、少しふっきれて、今朝は気持ちよく起床。
今日は久しぶりに郊外に足を伸ばし、土城というところまで今は盛りの「油桐花」を見に行って来ました。

ってこの写真ではどれが花だかわからないですね。すみません。
アブラギリという木の花は、ちょうど今の時期、たとえば桃園国際空港から台北まで走るバスの車窓からもよく注意すると見ることができます。
緑濃い山のところどころに咲く真っ白な花。
高い枝の上にそれこそ雪とまがうほどの白い花をつけています。
これからゴールデンウィーク台北にいらっしゃる折には車窓の両側に茂る林の木々を少し注意して見てみて下さい。
その葉が桐の葉にかたちが似ているため、「桐」の字がありますが、桐とは植物学的には無縁な木です。


さて、久しぶりの「遠足」で歩いた足に少しだけほてりを感じながら、台北に戻って来ました。
我家の階段に大きな蛾がとまっていました。
蚊も出て来たので、近くのドラッグストアに蚊取線香を買いに出ます。
今日は日中29度ぐらいまであがりました。
少しビールも飲みたい、とキリンビールとおつまみをコンビニで買い足します。
夜の台北の路地を歩きながら、あらためて、この町は商業地区と住宅地とがはっきりと線引きされていないからこそ、町が生きているのだな、と感じました。
これから夏になるとさらに様々な生活の音が路地に漏れて来ます。
こういうところが好きなのだな、と人付き合いは悪いくせに、町のざわめきに思いました。
いやいや人付き合いが悪いからこそ自分は田舎では活きることはできないなあ、とも思うのですが。
ふと振り返るとこれまでの人生で一番長く過ごした町が実は台北であることに気づきました。