町をズンズン歩く。

昨日は春の光溢れる台北の町をズンズン歩いた。
今の事務所はお客様に来ていただく環境ではないし、店をかまえるのは現時点では到底無理なので、まずはお客様に開放できる事務所を準備したいな、と。


古くから開かれた地区の路地という路地を一年ぶりぐらいでズンズン歩くと、ありゃりゃ、いつの間にかここは「おしゃれ」なエリアに。
東京からのパティスリーなんぞが出店しているとなるとすでにこのあたりの家賃はものすごいものになっているに違いない。


狙いめはそのおしゃれエリアから一筋はずれたあたりか?
僕が探しているような物件は不動産屋さんはまず相手にしてくれないので、一応、探すように頼んでみるが、まず連絡があったためしがない。
なので、路地を歩いて「租」(貸家)の張り紙を探し、電話番号を控え、電話しまくる、という作戦が実は一番確かなのだ、と思う。


薄手の綿のシャツも汗ばむような陽気の中、小さな町工場や問屋さんが集中しているあたりで、あるいは機械油にまみれ、あるいは乾物の山にうもれながら、汗を流している人々。
このあたりにも少しずつデザイン事務所なんぞが進出し始めているけれど、町工場と共存していって欲しいなあ、などと思う。他人(ひと)のことなどに関心を払っている場合ではないのだが・・・