蛇口をまわすと水が冷たい雨の夜です。

バシー海峡、あ、フィリピンと台湾の間の海峡です、に停滞している台風の影響で昨夜からかなりの風雨の台北です。
さすがに短パンと半袖、ビーチサンダルではやや肌寒し。
この台風が去ると空気が入れ替わり、サッと秋の気配が漂うのでしょうか。


晴れたら、温泉に行きたいなあ。
様々な虫の声を次々にやり過ごしながら、くねくね曲がる夜の山道をバイクで突っ切って(って、僕は後部座席に乗っかるだけなんですが)、たどりつく烏來の温泉が好きです。
あれはでも何と言う虫なのか、マツムシのような日本でも聞き慣れた虫の声に混じって、いつくか、耳慣れない声が混じります。
「あっ、ちょっと止めてくれる?虫の声が聴きたい」とバイクを止めて、ふっと暗い山の中にたたずむと、エンジン音も今まで顔を煽っていた風の音も止んだ中に、対岸の山陰が恐ろしいぐらいにせまってきて、虫の大合唱が凄みを増します。
そして、またバイクを走らせ、やがて灯りが見えて来るとそこが烏來(ウーライ)、谷間の温泉地です。


って、今、「棚」がスカスカなので、うんうん頭を絞りながら色々と仕入れの準備をしているところです。
京都のNさんに教えてもらった台北古書店にも足を運んでみようと思う。
分野別のメールマガジンのようなものも考えているのですが、こちらはもう少し準備に時間がかかりそうです。
一部分のお客様から、「これこれこういう分野の本が入ったら連絡欲しい」という嬉しいお声もいただいているので、まず、今までお買い求めいただいた方々それぞれのお好みに合うようなかたちで、新着情報をお届けすることから始めようと思っています。
ここで「宣言」しないと、なかなか始めそうにないので、うむ、ここで「始めます」と書いておこう。
次の入荷から予定しているのですが、もし、そのようなメールがご迷惑なお客様、いらっしゃいましたら、そのままメールをご返信下さい。
あ、本当にはじめなきゃ。