胡蝶書坊、更新は今週末の予定です。

Twitterを始めてから、ブログの更新頻度が確実に落ちていました。多分、自然とブログの果たす役割とTwitterの果たす役割とは、別れて来るのでしょうが、まだそれが見えない、というのが正直なところです。


 胡蝶書坊、次回の更新は今週末を予定。漢聲雑誌をご紹介します。いくつか、写真を。あっ、このふたつの写真は異なる本です。



 来週はInsel Büchereiの第二弾。フリッツ・クレーデルというドイツのイラストレーターの仕事。彼が挿絵を描いたこの本が出版された時、ドイツはまさにナチス政権が誕生。ユダヤ人であった彼は、やがてアメリカに亡命します。一人の画家が植物も鳥も活写できるのってすごい、と僕は思っているのですがいかがでしょうか?たとえば、ルドゥーテなんかを見てると、"botanically correct, entomologically incorrect"なんです。ところが彼は・・・



 こちらはもう一人のイラストレーターの仕事。イチイの実。イチイは11月ごろ北海道を旅した時に函館でも、支笏湖畔でも見かけました。はじめて「なま」で見たこの木を福島から来られた人懐っこい旅の人が、「これ、食べれるよ、ほら」と言って食べてみせてくれたのは、もう4、5年ほど前、20年ぶりの北海道旅行でのできごとでした。僕が木の実を見るとやたらとうれしくなるのは、原始の本能なんだろうか・・・