山本善行さんのお店

京都、黒猫堂の高橋さんを通じて知り合えた山本善行さん。
いよいよ本日(2009年7月5日)、古書善行堂をオープンされました。
空想書店書肆紅屋さんのブログに早速店内の写真がアップされていましたので、勝手ながらリンク(ここをクリック)!


50歳を過ぎて開店という決断をされるにあっては、悩まれたり、周囲の反対にあったり、眠れない夜もあったり、途中で投げ出したくなったり、きっと色々おありだったのでは、と思います。またお金のために断念せざるをえない部分もあったと伺っています。
それでも山本さんは大資本のチェーン書店がどうたちうちしてもかなわないものを開店前からふたつお持ちです。
それは長い時間をかけてじっくりと選ばれた本とそれからそのご活動を通じて獲得されているファン。
このふたつこそはいくらお金をかけても手に入らないもの。他の人が真似できないもの。


そういえば、マリア・シビラ・メーリアンが1699年、アムステルダムの港から南米スリナムに昆虫を追い求めて旅立った時、彼女も52歳。
「好き」という情熱は、何にも代え難い。


僕も頑張らねば、「頑張る」という言葉、嫌いな人もいるけれど、この言葉で踏ん張ることもできるのです。