クリスマスツリー

台北は昨日から雨。
それまで昼間は30度を越えていた気温が、急に20度あたりまで下がりました。
日本の寒さに比べればなんということはないのですが、何しろ10度の温度差、からだが追いついていません。

今日は仕事を終えてから、部屋にクリスマスツリーを飾りました。
小さなクリスマスツリーに、何年か前にIKEAで見かけて一目惚れした藁細工の星やトナカイを飾り付けます。


キリスト教徒ではないのですが、子供の頃から雑誌の12月号が特に待ち遠しかったように、すっかりおっさんになった今もクリスマスのどこか心が静かに満ちてゆく感じがとても好きです。


先日届いた「彷書月報」11月号の連載「古本屋台」にマーガレット・ワイズ・ブラウン(Margaret Wise Brown, 1910-1952)の本が登場していましたが、クリスマスのころ、彼女の静かな絵本を開くのも良いものです。まあ、おっさんが一人で絵本を開いている姿ほど様にならぬものもないでしょうが、バーバラ・クーニー(Barbara Cooney, 1917-2000)との競作の彼女のクリスマス絵本、「うまやのクリスマス」(Christmas in the Barn)、「小さなもみの木」(The Little Fir Tree)はいずれも静謐な空気感がすばらしい。


今年は間に合わなかったのですが、来年はぜひ、胡蝶書坊でも「クリスマス特集」を組み、ふさわしい雰囲気を楽しんでいただければ、と考えています。いやいや、来年のことを言うと何とやら、今年は今年のことをせこせこと、じゃなかった、こつこつとやっていくとします。