しっとり台北

昨日はプールの帰り、どうなっているのだろう、と休館中の「林安泰古厝」の前を通ってみた・・・その無惨に変わり果てた姿に、言葉を無くす・・・台北市政府の公共建築物に対するセンスの無さは今さら言うまでもないのだけど(古跡の「修復」がことごとく「醜復」に・・・)。

こちらは台北県板橋市の「林家花園」(林本源園邸)。清朝後期(19世紀半ばに着工)の商人の豪邸の一部が観光用に一般開放されています。今年は入園無料。(いつまでかは確認し忘れてしまった・・・)

紅楼夢、というのはこういう空間でくりひろげられる物語だったのかも、と紅楼夢を読んだこともないのに、時代も百年ほど違うのに、いにしえに思いを馳せる・・・

父・母と相棒、友人との五人で訪れたのは端午の節句の6月16日。かなりの人手でしたが、きっと平日は空いていると思います。活気と猥雑さが台北の大きな魅力のひとつではあるけれど、時にはしっとりした空間に身を置くのも良いものです。

MRT府中駅から歩いて行けます。
月曜休館。9:00-17:00(入園は16:00まで)
夏休み前と冬休み前には補修などのため休館。
詳しい情報は下記でご確認を。

http://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003091&id=152