楽しみにしていた本の到着

月曜日、自分のために頼んでいた本が届きました。

「新版北海道樹木図鑑(増補版)」(亜璃西社)


南の国に住んでいると、北の森のたたずまいを眺めることに新鮮な喜びがあります。
先だっての北海道への旅。
JRの車窓から目についたエゾマツ。
エゾマツの球果が下に垂れてつくことを、初めて知った旅だったのですが、一方、カラマツについては大きな誤解をしていました。
てっきり原野を拓いた後に残ったのがカラマツの林だと思っていたのですが、なんとカラマツは北海道に自生していないのですね。
つまり全て人工的に植えられたもの。
新得から乗せてもらったタクシーの運転手さんが「いやあ、原生林なんてこのあたりは残ってはいないよ。カラマツは成長が早いから、材木取る為に植えたんだと思うよ。」とおっしゃっていましたっけ。


そういえば、台北郊外の山地にこんもりと茂る「相思樹」(Acacia confusa) という樹の林も、かつて僕はてっきり「原生林」なのだと思っていたのですが、これも実は植林の結果とのこと。もともとこの樹は台湾南部、恒春半島の原産。植物に詳しい友人によれば漢人が台湾に渡って来た後、木炭を取るために台湾のあちこちに植えたのだそうです。


さて、この図鑑、次の北海道への旅の折には、旅行カバンに入れて、樹の名前をおぼえていくことにします。旅の楽しみがひとつ増えました。


さらに、一冊。


グレゴリ青山女史の「しぶちん京都」(メディアファクトリー


作者とほぼ同じ年代のせいか、今までの人生で京都が台北に次いで長く過ごした町であるせいか、子供時代を関西で過ごしたせいか、この本の笑いの「つぼ」にはまりました。カラッと笑える漫画も良いものです。最新作、「もっさい中学生」にも期待!


それにしても「たわわちゃん」、やっぱり顔がこっ、恐い・・・・