クリスマスも近づいて・・・

ここしばらく台北は晴れの日が続いています。
空気が澄んで、ややひんやりとし、午前中は良い感じ。
午後からはなんとなくうら悲しい西日となり、どうもなじめません。


様々な街路樹が実をつけており、日本で言うとヒヨドリに近い、シラガシラ(2008年12月9日訂正、「シロガシラ」が正しい。読者の方よりご指摘をいただきました。)という鳥が群れてその実をついばんでいます。
ゴシキドリの声も聞こえて来ます。このゴシキドリ、初めて声を聞いた時には、余りに単調に連続するので、何かの機械の音かと思いました。
昼頃、近くの小さな公園ではカササギが二羽、つがいでしょうか、つかず、離れず、絶妙の距離感で地面をつついていました。
こうして見ると、台北という町のどまん中でも、結構、日本では見かけることのない鳥を観察できることに気づきます。


実をつけている街路樹はインドボダイジュ、ガジュマルなど、いずれもイチジクの仲間、Ficus属です。
うーむ、葉のかたちからはとてもイチジクの仲間には見えないのですが、実を拾って中を開けてみると、実の中に花をつけるような不思議な構造はイチジクそのもの。
しばらく前からはこちらで楓香(フォンシアン)と呼ぶ木(学名:Liquidambar formosana)も実をつけています。少しスズカケノキに似た実ですが、全く異なる科のようです。


さて、昨日アップしたフラ・アンジェリコの画集
少しクリスマスの気分を出そうとしましたが、ありゃ、黄色の表紙はクリスマスらしからぬどころか、漢聲雑誌「大過牛年」に押されて、全然そんなムードになってませんね。


この本は2006年Esquire日本版3月号「美しい本、230冊」p.88に小さく小さく紹介されている"Fra Angelico: Le Feu de la Foi"のいわば親本(本当の親本はフランス語版、ということになりますが)です。Esquire誌では、「イタリアのデザインユニット」とありますが、正しくはフランス。
こんなに凝った画集が出版されていた時代もあったのだ、ということに驚かされます。このコンビ (Maurice and Jacqueline Guillaud) のデザイン、編集した画集を今後、追いかけてみることにします。出物があればよいのですが・・・


ブログをつけて30日。めでたく「はてなダイアリー市民」になりました、って、なったらどうなるのだ?